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【投資ナビニュース】奈良県宇陀市とFLASH設置の調印式を行いました!

2024年4月9日、宇陀市と山本建設株式会社、10 Fields Factory株式会社の間でEV急速充電設備の設置に関する協定が締結されました。
これは宇陀市の脱酸素ゼロ社会の実現を目指す取り組みの一環で、EV超急速充電器「FLASH」を宇陀市内の施設4箇所に2024年秋ごろから順次設置していきます。
今回は「奈良県宇陀市とFLASH設置の調印式」の様子をご紹介していきます!

 

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FLASH設置の経緯

宇陀市は2024年2月に電気自動車の普及に寄与するために、市が所有する施設に、EV充電設備を設置する事業者を公募型のプロポーザル※で募集しました。


※プロポーザル方式とは…
業務の委託先や建築物の設計者を選定する際に、目的物に対する企画を提案してもらい、その中から優れた提案を行った者を選定・契約する方式のこと。

 

2月27日に審査会が実施され、急速充電器を設置するパートナーとして、山本建設株式会社と10 Fields Factory株式会社が選定されました。

協定締結により、2社は市が所有する施設の駐車場等を活用して、EV充電設備の導入に必要な工事等を含む、EV充電設備一式の設置や維持管理および事業運営を行っていきます。

 

「地球温暖化の影響×カーボンフリーに向けた取り組み」

宇陀市は高原の都市ということで、大阪市内よりも4℃ぐらい気温の低い場所ですが、徐々に地球温暖化の影響が出てきているそうです。


〈宇陀市民の方に地球温暖化についてのアンケートを取った結果〉
涼しい時代をご存知の高齢の皆さんは地球温暖化に大変興味があるが、年齢が下がるにつれて関心が薄れているという実状が明らかに。

金剛市長は「高原の町 宇陀市」として地球温暖にストップをかける取り組みを行っていきたいと考えておられます。


金剛市長
金剛市長
EV充電器を見て、「温暖化対策をやらないといけない」という市民様の意識も高めていきたいです。

山本建設株式会社は建設業で、太陽光発電の設置に注力している会社です。
太陽光発電設備は二酸化炭素を排出しないエネルギーの1つとして活用されています。

宇陀市さんと、10 Fieldsさんと共にEVの普及に貢献できたらと思います。
山本社長
山本社長

しかし、カーボンフリーや温暖化に興味を持ち、「具体的な取り組みをしないといけない」とは分かってはいても、できないのが今の実態です。
今回のようなEVの急速充電器設置の取り組みは奈良県の中でも類を見ません。

市川
市川
山本社長と一緒に宇陀市に貢献できるよう、カーボンフリーに向けて全力で取り組んで参りたいと思います。

「奈良県宇陀市との調印」


署名が終わり、協定が成立しました。


「今すぐ本業を捨てなさい」とは?

金剛市長が、「今すぐ本業を捨てなさい」という著書について質問をされました。

 

著者  市川裕著 
出版社  PHP研究所 
内容  本業だけにこだわっていては今の時代を生き抜くことはできない。複数の事業を軌道に乗せ経営体質を強化させるためのノウハウが満載。 

金剛市長
金剛市長
「本業を捨てなさい」の本業とは一体何ですか?

本業に対するこだわりをなくし違う事業を持っていると、安心して経営できるという趣旨です。
市川
市川

10 Fields Factoryは得意なビジネスモデルを立ち上げて、収益性を上げて、社会貢献していく会社です。
今はEVの急速充電器やホテル事業、農業ができていない農地に弊社が開発したコンテナを設置してしいたけを栽培する事業なども行っています。

「まずやってみよう」

現在、宇陀市は人口減少・少子高齢化・過疎化とマイナスの方向に行っています。
時間がかかり成果が見えにくい分野ですが、「とことんやれるものを持とう」と教育や人材育成に力を入れています。
宇陀市の先輩方がスタートアップで頑張っておられたように、「地域の力」を信じて取り組みを進めておられます。

金剛市長
金剛市長
スタートアップしてもらえる環境を作るという野望を持っています。今回の取り組みもまずやってみようと。
市川代表のスタートアップの心構えとは?

まずやってみることがベンチャーでは大事。
今回の取り組みも(宇陀市が)まずやってみようとやられていることが1番だと思います。
市川
市川

行政はどうしても失敗ができません。
やった方がいいとは分かっていても、なかなか第一歩を踏み込むことは難しいものです。

「行政×企業で高まる期待」

市川は学生時代から将来は起業しようと考え、就職先は大手企業で学ぼうと味の素に就職しました。

お客さんに応えることには安心・安全を売ることがベースにあり下手なことができないとの経験から、大手には大手の役割があると感じています。
そのため、自分が作るべきものがベンチャーであるならば、大手さんがやろうと思ってもできない取り組みをして、一緒にやっていく必要があると考えています。
大手企業同様、市の行政も安心・安全を目指さないといけないのでむやみにチャレンジはできない。
上手にできるところとできないところが当然あり、不得手なところは役割分担することが重要だと考えます。

市川
市川
私たちが治験を繰り返し、安心・安全になったものをご提供している事例が結構あります。
私たちみたいな企業をうまく使っていただきながら取り組むことがお互いの役割としてあると思います。

企業ができることと、行政ができることは限られています。協業しながら、成長しないといけないと思っています。
できる限り行政に負担をかけずに、我々民間企業でできることをやる。そこで新たな何かが生まれてくるのでは?
山本社長
山本社長

「急速充電器が集客ツールとなる」

今後EVの比率は確実に上がっていくので、今回のインフラは今後も必要になってきます。
県外の方がEVに乗っていると、急速充電器のある・なしが来るきっかけとなり、人を集めるツールにもなってきます。
また、EV充電器が設置された場所に県外の方が利用しに来ることは宇陀市のPRとなります。

金剛市長
金剛市長
そういう視点はなかったので、腑に落ちました。

出発する時にどこで充電すると計画して、ある場所を選定して行くこともあります。
山本社長
山本社長

市川
市川
奈良県はそういった意味では急速充電器は遅れています。
今回ご提案する「FLASH」は国内最速のものになりとても速く充電ができます。

EV充電はガソリンの給油とは異なります。
例えばiPhoneが20%になってから入れるのではなく、ちょこちょこ充電するのと同じような感覚です。

短時間で充電できる急速充電器の普及が多くのEVオーナーに望まれています。

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