【現地撮影】フィリピンの太陽光&EVの展望を語ります
市川 :太陽光の広がりは日本が早かったんですけど、フィリピンではPPAと次のモデルで広がってると。
もしかしたら本当、日本を抜かすような形でね広がっていくかなというのをちょっと感じました。
期待大のフィリピンの状況をご紹介します!
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本記事のもくじ
フィリピンでの太陽光エネルギーの広がり
市川:はい、こんにちは。
もう本当に3年ぶりのフィリピンということで、これからフィリピンどういう風になっていくかとか、投資の視点からお話しさせてもらえばなと思います。
営業はですね、海外事業部のちゃっきー、通称ちゃっきーですね。お願いします。
ちゃっきー:ちゃっきーです。よろしくお願いします。
市川:今回本当助かりました。僕が本当英語できないので。ずっと付きっきりで翻訳してくれたりとかリードしてくれるんでね。
僕が話さなくても話してくれて、ちゃっきーが話してくれて、色々こう進んだんですけど、通関の手続き更新のために来たので、すごくタイトなスケジュールで深夜に到着して、朝の6時半に来てという形なんで本当はもっとゆっくり回りたかったんですけど、短い中で変化もありこれから伸びるだろうなということがあったので、色々お話しさせてもらえばなと思います。
市川:まずはやっぱり太陽光ですね。今僕らフィリピンで太陽光とダーツやってるんですけど、太陽光にも結構動きがありまして、太陽光なんかルールがちょっと変わって。
まず「ネットメータリング」か。
「ネットメータリング」というものが変わりまして、これ何かってちょっと説明してもらっていい?
ちゃっきー:「ネットメータリング」というのは、太陽光をお家に設置して、使わなかった太陽光を電力会社に売るっていうシステムなんですけど、今までは 申請ができるのが100kWまでだったんですね。太陽光の容量が。
それが来年(2023年)の頭ぐらいから新しく変わるということで1MWまでに容量が大きく変わるみたいです。
市川:これはすごくチャンスです。もともと100kWっていうのも日本は10kW未満なので基本的に家庭用の余剰だったんですけど、フィリピンはそれが1MWになったんで、もうほぼほぼ建物の上についた 太陽光は余ったものは買い取ることができますよという風になるということです。
100kWを今までに超えるようなお客様はいらっしゃったかな?
ちゃっきー:100kWまではないですけど、30kWくらい。
市川:今度は本当、気にせず設置して、余ったものは電力会社に売るっていうことができるようになりましたので、これ結構大きい収穫ですね。
そもそも政府が太陽光に、もちろん日本もそうなんですけどね。舵取りをしっかりとしていこうという風に決まりました。
2035年までに再生可能エネルギー比率を脅威の50%目指すと。
これがどれくらいすごいかと言いますと、日本は36%かな?
36とか38とかそれぐらいを目指しましょうという目標なんですけれども、フィリピンはもう半分を再生可能エネルギーに振ろうという風に政策を発表したということですね。
太陽光の市場が日本以上に加熱するのは間違いないということはあると思いますね。太陽光付いてないよね。
ちゃっきー:そうですね。なかなか見ないですね。
市川:まだまだ全然付いてないですね。今進んでるのは本当に大きな企業さんとか、中小企業はまだ付いてないですし。
そもそも家庭用もまだね付いてないですね。
今、お問い合わせもらってるのって本当にかなり裕福な方たちでしょ?何kWぐらいが標準的?
ちゃっきー:15kWとかの方もいますね。
市川:15kWとか。
なかなか日本でね、家庭用で15kWはかなりの大豪邸なんですけど、フィリピンではそういった方たちからお問い合わせをいただいてるということですね。
すごいと思います50%の再生可能エネルギーの比率を目指すというのは。
なのでこれから本当に 太陽光バブルじゃないですけども来るんじゃないかなというふうに思っております。
外国からの投資
市川:次は外資。
フィリピンって外資が日本に入ってくるのが、まあまあちょっと厳しい部類に入るんですけれども。
私たちはインドネシアもやっていて、インドネシアかなり厳しくて、インドネシアに比べるとそれほどでもないんですけど、投資という視点で外国人の方がフィリピンのものを買うっていうものができなかったりとか制限があったんですけども、来年から?もうなってるかな?
ちゃっきー:来年(2023年)の第一四半期からですね。
市川:第一四半期から、51%外国人が出資をして事業を行うことができると。
事業の業界によってそういう比率だったんですけど、これ太陽光でできるようになってるんですね。
ちゃっきー:そうです。太陽光で。
市川:第一四半期から、51%外国人が出資をして事業を行うことができると。
事業の業界によってそういう比率だったんですけど、これ太陽光でできるようになってるんですね。
51%の比率を持って出資をすることができるということができましたので、まあ要は過半数を握って、太陽光の事業投資ができるという風になりましたので、何がいいかと言いますとPPAですね。
「建物の上に太陽光を設置して電気を売るというモデル」。
これはやっぱり事業投資として行いたかったんですけど、外資規制ってのがあって、国外からの投資が難しかったんですけども、これができるようになったということですね。
フィリピンはですね、PPA当たり前だよね?
日本だとなんだそれ?みたいな形で僕らがこう広げていかないといけないと。
今まさにどんどん広がっていってるところですけど、フィリピンではもう当たり前。
自分たちで太陽光を付けるというよりは誰に投資してもらおうというような市場ですので、まず参入がすごくやりやすいというところですね。
今回も最初の商談の、ちょっとまだお名前をお伝えできないんですけどもスーパーさんですね。
何店舗経営してるかな?
ちゃっきー:フィリピンでは、20店舗はあると思います。
市川:そこで15店舗ぐらい今回導入が決まりました。
ほぼ決定で私たちがコーディネートするんですけども、投資家さんの方も決定してまして日本の結構大手さんなんですよね。ファンドが入っている。
多分その会社さん51%以上入ってるんじゃないかなと思いますけども、投資をして太陽光を付けてスーパーに電気を売るという形のプロジェクトがスタートします。
結構思ったより早い展開でスタートしそうですよね。
このスキームをですね、数年以内に私たちが形にして、フィリピンでも太陽光の投資をね、皆さんにしていただけるような仕組みを作っていきたいと思いますので楽しみにしていただければなと思います。
太陽光エネルギーのポテンシャル
市川:フィリピンはですね、何年前に立ち上げてるんだろう?6年経ってるかな?
ちゃっきー:そうですね。
市川:ちゃっきーが入る前からなんですけど、参入した理由としてはですね、フィリピンは日本と同じように資源国じゃないんですよ。
石油やそういったものが取れるわけではなくて、電気代がですね日本と同等なんですね。
今なんか日本より高くなってる場所もあるよね?
ちゃっきー:地域によっては。
市川:昨日は19ペソって言ってたでしょ?
ちゃっきー:18~19ペソの地域がだいぶ多い。
市川:19ペソってことは今2.4倍なので、1kWあたり40円超えしてるエリアがあったりとか、日本だと30円台ぐらいだと思うんですけども。
それが本当にね40円台いってるっていう事で、投資リターンが非常に高いということで参入させていただきました。
もともとはあのFIT、日本と同じようにFITが始まるよということでやってるよということでやったんですけども。
FITはですね、ちょっとうまく機能してなくて。
大きい案件で、何割以上作った後じゃないと申請できないっていうものになりますので、コネがないと入り込めない市場だったんですけども、一方で先ほど言ったPPAの方が先行して進んでいたということですね。
私たちが今受け入れられてるのは、日本であまり考えられないんですけど、太陽光を設置して発電しないとかトラブルあるという案件結構あるんだよね。
工事レベルが低いのでそういったトラブルがあるんですけども、私たちは日本クオリティで日本の管理下のもとに施工しますよと いうことで受け入れられてます。
なので非常にこういったPPAの案件も日系中心にお問合せを頂いている形ですね。
私たちの案件としてはMOLさん、MAGSAYSAYさんね。
商船三井さんとフィリピンの船舶学校というのかな?
船員の学校があるんですけどそこの合資会社ですね。
この上に太陽光設置させてもらったりとか、JTIさんですね。
JTの子会社がドイツにありまして、それの子会社がフィリピンに工場あるんです。まあタバコを作ってる工場ですけども3MWのプロジェクトを今年完工して売電している状態ですね。
そういった形でどんどんこれから広がっていくんじゃないかなと思いますので、その中のもので日本の方たちに販売させていただけるようなプロジェクトをどんどんこう手掛けていければなというふうに思っていますので楽しみにしておいてください。
円安時代の外貨保有の重要性とフィリピンペソの安定性
市川:事業を海外でするっていうのはすごく円で持っておくだけじゃなくて外貨で持っとくっていうのがすごい大事なところになりますので、円安が進んでますしね。
違う外貨で持っとくというのはすごくいいと思います。
ペソは結構安定しているよね?
ドルとの親和性が高いと言いますかフィリピンの方たちが 海外で稼ぎましてフィリピンにこう入れてますの でGDPに対するドルの比率が非常に高いということで結構安定してドルとの連動性があるという通貨になってます。
安心して買える通貨じゃないかなと思いますね。
EV市場の成長
市川:これはですね、ちょっとびっくりしたんですけど、EVね、結構深刻に問題なんですけど、排気ガスの問題とかあるので早くね、EV化になればいいという希望的観測の中、 まだまだだろうと思ってたんですけど、結構動き始めてまして、昨日もねEVの充電器見に行きました。
2~3年後かなと思ったんですけど、もうスタートしてもいいのかなと思いますので、私たちが手がけている急速充電器ですね。
こちらをフィリピン仕様ですね、研究させていただいて課金モデルも作ってですね、進出できる準備を来年(2023年)ですね、スタートできればなと思ってます。
三菱さんとMERALCOという電力会社ですね。
MERALCOさんは国営なのかな?
国営ではなく民営なのかな?
ちゃっきー:マニラエリアの電力会社です。
市川:なるほど結構大手です。MERALCOと三菱さんが提携して急速充電器を4カ所つける?
ちゃっきー:ターゲットがあったと思います。何%以上のみたいな。
市川:目標は25%を20XX年までに目指すみたいな形の発表をされてまして、動き出してますね。(EV比率2030年までに21%、2040年までに50%以上を目標)
ちょっと僕は気になってるのはBYDさんですね。
今はテスラを抜いて、世界一のEVの会社になってる中国の会社ですけども、フィリピンにショールームがあるということで、充電器もBYDって書いてましたので、普通充電器でしたけども、BYDさん中心に一気に広がっていく可能性があるかなというふうに思います。
ちょっと私たちも準備してEVの急速充電器の方もこれから手掛けていきたいなというふうに思ってます。
市川:フィリピンが面白いのは日本でブームというか市場が広がったものが後追いで来るんですよね。
その中でも結構飛び越えてくるんですけど、もしかしたら太陽光に関してはPPAは日本って今からなんですけど、フィリピンではもう広がってるんですよ。
太陽光の広がりは日本が早かったんですけど、FITで広がったったものが、フィリピンのFITじゃなくてPPAって、次のモデルで広がってると。
日本はこれから広がるモデルがもうすでにフィリピンでは広がっているという現状が起きてますし、EVもですね日本ってこれからだと思うんですね。
LEAFさんが出てから第一次でこう広がりましたけれども、ちょっと早すぎてあんまり広がらなかったと思うんですけど、これから 日本もEV比率が上がっていくという中でフィリピンもですね、これから広がっていくの間違いないと。
もしかしたら本当日本を抜かすような形でね、広がっていくかなというのをちょっと感じました。
日本の車が強い市場なので、街見てても本当にTOYOTAさんとかMITSUBISHIさん、HONDAっていうのがすごく走ってるんですけどもね。
日本のメーカーさんも頑張ってもらわないと、僕らは車を販売しませんけど、EVのね急速充電器ありますんでね。
頑張っていただきながら私たちもちょっと市場を開拓できればなと思います。
アミューズメント産業の成長
市川:ダーツもですね。これから市場が伸びていくのは間違いなくて、まだまだ店舗数は少ないですね。
まだ市場がない状態でフィリピンでは。
ほとんどないに等しいんですけどBGCっていう街が代官山や梅田のようにですね、急激に都会化してるんですね。
一方で足りてないのがアミューズメントがないんですよ。
すごく街は洗練された街になってるんですけど、遊ぶ場所というのはほとんどなくて、フィリピンの方、歌を歌うの好きなんでね、 カラオケはたくさんあるんですけども。
それ以外ないぐらいなのでこれからアミューズメントが広がっていくということで、私たちの手がけているダーツですね。
こちらも広がっていくと思いますし、ゴルフもですね、室内ゴルフとか打ちっ放しとかそういったものがないので、そういったものもこれから広がっていくんじゃないかなと思います。
その辺もこれから色々ご紹介できればと思いますので、楽しみにしておいてください。
じゃあ今日は以上かな?
今日はちゃっきーとお届けさせてもらいました。
まとめ
フィリピンにおける太陽光エネルギー、EV市場、アミューズメント産業の成長には大きな期待が寄せられています。
これからの数年間で、フィリピンは再生可能エネルギーなど新たなビジネスチャンスの宝庫となることでしょう。
日本に引けを取らない展開が進行中で非常に楽しみです。
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