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今投資すべき分野

西山今日本の世の中って市川さんのお年の四十五十代ぐらいの団塊世代と言われるような方ですよね。めちゃくちゃ多いじゃないですか。日本の人口的にも。
市川そうだね、第二次ベビーブーマーだからね。
西山

そういう方たちって言ってしまえば、キャリアでももう20年30年ぐらいのキャリアを持っていると思うんですよ。

やっぱ仕事においても価値観が変わってきたりとか、ある程度役職についてきたりとか、そういうときに例えば投資ってなった時って何をするんですか?

市川

これからは事業出資というか、事業投資っていうものがどんどん主流になってくるんじゃないかなと思う。

例えばかおりんみたいな20代の子が、私独立したいんですみたいないたとして事業的支援だよね。自分が今まで経験を積んでいるからアドバイスもできるし、じゃあそこで出資をして事業を支えていこう。自分が事業に関わるわけじゃなくて、お金を出してあげて支援してあげるというパターンであったり、強いのは自分がビジネスをしてある程度の資産を形成出来ているってことは、やはり事業的なアドバイスもできるのでコントロールできるよね。

お金を出すだけであとどうなるか心配みたいな人を見極めるだけではなくて、その事業をコントロールすることが出来るのがやっぱり僕らの時代。三十代後半から四十五十代だと思うので、それがやっぱり事業の出資をすることでお金を預けるだけではなくサポートもしてあげると言うような時代が、これから来るんじゃないかなと思うし今テンフィールズそうなんだけれども、投資家さんからお金を預かってその資金を使って事業を成功させ、そのリターンを返すというモデルを作っている会社さんって、結構今最近出始めているので、そういったところへのチャレンジをするべきじゃないかなと思う。

西山市川さんの中でその事業投資でオススメって何かあるんですか?
市川

そうだね、たくさんあるんだけれどやっぱりテンフィールズが今手がけているから、宣伝も兼ねて言わせてもらうと今僕らの中で新しいのは、今までは太陽光の発電所を作らせていただいてその売電収入を得てくださいっていうような形をしていたんだけれども、最近提供している椎茸の温室コンテナをベースに作った温室があるんだけども、それを買っていただいて私の子会社のテンフィールズファームがその中で椎茸を栽培させてもらって、市場に出すとそのリターンの一部を投資家さんに返すというモデルを作っているんだけれども、これは結構オススメなんじゃないかなと思います。

やっぱり投資する市場というのがあるので、農業ってこれからすごく面白くなってくるのでそこに何かしら関わるというのはすごく大事で、これは投資の面白いポイントってやっぱりお金を出すのと出さないのってやっぱり客観的に見ているのか、いざ自分がお金を出して入っている世界なのかって全然見え方が違ってくるので、そこに関わることが出来る、お金として関わることが出来るってのは凄く大きいんじゃないかなと思うね。

西山農業投資って聞いたこと無いですよね。
市川そうだね。
やはり入れ方が難しいので結構大手さんとかも、いろいろ模索してもちろんうまくいっている所もたくさんあるし、個人でなかなか農業に投資すると言ったら自分が農家になるみたいな方は結構いらっしゃるけど、そこに出資までして展開するのはなかなか難しい領域なんじゃないかなと思うね。今のところテンフィールズだからこそできたって感じかな。
西山農業投資のメリットってどんなところなんですか?
市川

農業投資のメリットね、これから確実に伸びていくというのがわかるというね。

何で伸びるかわかる?

西山日本の人口は少なくなっていっているけど、世界は人口増加してることで食糧危機ですね。
市川おっしゃる通り良く勉強してるね。
俺が小学生の時に習ったのが50億人ぐらい、今78億人、2050年には100億人になると言われてるよね。97億人かな。
ってことは世界的に食糧不足になってくるのはわかっている。でも一方で農業の従事者の農家の方たちってどんどん減ってるんだね。
日本はもう激減。
この多分60年で50%以下になっているのかな。
これからも2030年までに、またさらに40%減ると言われてるんで。
実はこれ日本だけじゃなくて世界的にも減っているんですよ。
日本で今農家の方たちって100人いたら何人ぐらい農家にされているかわかる?
西山30人。
市川30%だねそれ。
結構関わってるね その10分の1だね。
3%100人いたら3人しか農業に関わってないんですよ。
例えば中国で30年前は約50%が農業に関わっていたんですよ。
今は25%まだまだいるじゃんと思うじゃん。でも中国の人口ってすごいでしょう。
その比率14億人の50%7億人が農家だったのが、今3億5千万人になってるってことは3億5千万人が今まで食べるものを作ってた人たちが、消費する側になっているんだよね。巨大な胃袋がもう出来あがっている。3億5千万人って言ったら日本の人口の3倍だもんね。
その人たちが農家を辞めていってるってのは、すごく世界的にも影響力があるしそういったものがインドでも起きているし、アフリカでも起きているしというのは傾向があるので、世界的に人口が増えてるし、供給者が減ってるって感じかな。
西山これはちょっと質問なんですけど、日本だったら少子高齢化ですごく高齢者が多いじゃないですか。農家さんって凄く高齢者が多いので、日本ってすごい減っていってるなというのはすごくわかるんですよ。
なんですけど、中国とかインドでも高齢化問題で農家さんが減っているってことなんですか?どういう理由があるんですか?
市川そうだね。
中国も高齢化って進んでる、間違いなく。
進んでるのもあるし、何で農業から農業をやらずになっているかって、儲かってるから他のことをやった方が儲かるんで、今の日本もそうでしょ、若い人が何で農業しないのと言ったら、高齢化で農家をやる人がどんどん辞めているんだけど、それを継いでないんだよね。継いでないのはなんでと言ったら儲からないからってことでしょ。儲かる農業になっていないから離れていってるってことだよね。
西山そこにテンフィールズがそのポイント、ちょっと大きな穴になっているところを埋めていこうと思っているわけじゃないですか。市川さんの中では、どういう発想からこの農業投資の事業というのが生まれたんですか?
市川発想ね、やはりうちのおじいちゃんが田んぼというか兼業農家、郵便局に勤めながら兼業で農家をやってて本当に毎月ね月に2.3回ぐらい手伝いにうちの父親が行ってたんだよね。
毎週広島から尾道まで車でその頃高速はあったかな、わかんないけど下道で行ってから3時間ぐらいかけて行ってて、俺は遊びまくってたんだけど田舎でだけど凄い大変だなと思って見てたんだけど、やっぱり収入的なものを聞いた時にこんな低いんだってこんなに頑張ってこんなものなの?みたいなのがあって。やっぱり凄く野菜とか育てるの大変でしょう。
にもかかわらずスーパーに並んでいる値段、これ1個作るのにどれぐらいの労力を使っているんだろうなって考えたら、これちょっと何とかしてあげないといけないよねっていうのはずっと思っていて、それがやっぱりビジネスってタイミングがあるからいきなり大きな構想でやろうと思っても企業規模に合っていないとできないんだけど、今テンフィールズはそういう農業を変えられる企業体になったので、今こそ農業やろうということで4.5年前からかな、構想を練ってカタチにしてきたって感じかな。
何で伸びるかわかる?
西山やっぱり業界によって入りにくい業界とか、しがらみがあって新しく参入するのって結構難しいとこあると思うんですけど、農業ってぶっちゃけどうなんですか?入りやすい市場なんですか?
市川農業は何をするかを決めてやれば入りいやすいと思いますね。
入りやすいんだけれども、やっぱり儲かるものをやらないといけないわけじゃん。それが何なのか見極めないと農業といっても凄く広いので、何を育てるのかどうやって売るのかを決めていかないと、作り方も含めてね。難しいかなという感じだよね。
ただ市場的には凄く伸びている、伸びてるって言い方が凄く難しいんだけどちょっと珍しくて需要と供給のバランスが崩れちゃっている感じなので、勝手に売れちゃうっていうような市場、ものを作ったら売れると言う市場ってなかなか無いと思うんだけど農業は作ったら売れちゃうんだよね。
だから椎茸って、この10年が値段変わっていないしむしろ上がっているし農家さんは年間3%5%辞めてるし、椎茸ってスーパーの中の売り場の中でも2番目に大きい面積の売場なんだよね。
1番目がトマトで2番目椎茸なんだけど、その中でももちろん競争はあるんだけどエリンギとかシメジって100円台なんだけど、椎茸って作り手がいなくて凄く需要の方が大きいから値段上がってて今198とか298とかは当たり前のものに、ちょっと高級食材マツタケとまでは言わないけど、高級なキノコという扱いになっているよね。だってだいたい5個ぐらいですよね、5個ぐらいで198円とか。6個入り大きさにもよるけど6個入りで198とか、特売でどうなんどろね158円とかそんなもんなのかな。
袋入りとかだったら本当に398とか498とかになってくるかなって感じですね。
西山ちょっと投資の話に戻るんですけど、この投資をして今大体どれぐらいなんですか?この事業を始めて。
市川この事業を初めて今1年だねちょうど1年だな。
構想は3、4年で初めて1年って感じですね。
西山どうですか、この農業投資の事業を初めて。
市川いやぶっちゃけ絶好調ですね。
思ってた以上に、だから構想で上手くいくだろうなと思ってたんだけどもうちの経験値がだいぶ上がってきたのもあるけど、思った以上に大体想定以上ってあまりないんだけど結構農業は想定以上、まず作る椎茸がこんなに品質高い椎茸が出来るんだって、やっぱり農業って作り手の技術だって結構思ってらっしゃる方が凄く多いんだけど、農家さんの技量ってあるんだけどそれは何を見極めている技量かと言ったら、天候とか状況とか環境を見極める目っていうのが農家さん優れているんですよ。
このタイミングで水を撒こうとか、このタイミングで肥料を入れる、ちょっと肥料が足りないだったりとか、今年の温度はこうだからみたいな形の経験値って長年の経験じゃないとわからないでしょうと言うのが凄く大きい。
でも、農作物自体は実は環境で生えてくるというか、ちゃんと品質いいのが出来るので、僕らの椎茸っていうのは環境も抜群なんですよ。
正直どの農家さんよりも最高の環境で今作れているんじゃないかな。
なので、出来上がる椎茸が凄く品質が高いという状況だよね。
あとは思った以上にというかスーパーさんとかが椎茸を求めている。
例えばチェーン店、チェーン店とかって均一の品質がほしいわけじゃん。
でも一つの農家さんではチェーンに卸すことができないんだよね。
だから各スーパーさんチェーン店でも、農作物に力を入れて直接仕入れをしてたけれども全店に入れることが出来ないから各店舗が頑張って、各農家さんとやり取りをしてたりするんだけども、やっぱり農家さん自体も一気に納められないからすぐ品質にバラバラ。俺たちはそこを大規模に卸すことが出来るんで、すごくウェルカムに受け入れてもらってるね。
西山ちなみにごめんなさい、日本で売られている椎茸って国産なんですか?
市川100%国産だね。生椎茸はね。
100%とは一部入ってきているかもしれないけど、冷蔵配送しないとすぐ傷んじゃうんで、もう夏場とかもうすぐ傷んじゃうから海外から持ってこようと思えば船便でしょう。
どうしても傷んじゃうよね、なので生椎茸を日本に海外から中国も椎茸の市場だから持ってくるってことはあると思うけど、やっぱり1週間かかっちゃうんで傷んじゃうんででも冷蔵で入れると言ってもちょっと高コストになっちゃうし、意味が無くなっちゃうんでなかなか生系ってのは入ってきてない。
これ逆にいえば他の農作物もそうで、ホウレンソウとかああいったものが海外から入ってきているかは、ほとんど入ってきてないはずだね。
野菜系は基本的に国産。
小麦とかああいう加工物系というか、トウモロコシとかああいったものは海外からもたくさん入ってきているよね。
西山この事業を投資してくださってる方っていうのも、やっぱり市川さんの世代の方っていうのが多いんですか?
市川そうだね、いや若い人も小口化ひとつの設備が1250万という値段設定させてもらっているけれども、小口化できて100万からできるようにLPという組合を作って一緒の事業に参画しましょうというモデルを作ったんで、そういった意味では本当に20代の方も100万ならなんとかできるでしょう。
なので若い方もいらっしゃるね。
西山若い方でも投資できるようなビジネスモデルにしたとかということではないんですか?
市川そうだね。若い人でもできるようにというのと、やっぱり事業投資って怖いでしょう。
あまり経験している人がいないから、まずちょっとお試しでみたいな気持で100万だったらちょっと気軽にというか100万凄く大切なお金なんだけれども、ちょっと全人生をかけてやるっていう金額ではないと思っているので、是非ちょっとチャレンジしてみてくださいという意味合いも込めて作らせてもらったんだけども、結構好評ですね。
利回りちょっと落ちちゃうけどね。
ひとつの設備だったら12%あるものがそういうLPを使ってやるとやっぱり色んな手数料かかっちゃうので、11%になっちゃうんだけどそれでも11%あるんだよね。
100万だったらだって1年間で貯められない?2年間くらい、2年間で貯められるでしょ。
毎月5万ずつ2年間ごとにね、一つ設備を買ってどんどん資産が増えていくよね。
雪だるま式に増えていくよね。