【コンテナしいたけ農家】しいたけの母 菌床に迫る!
【コンテナしいたけ農家】しいたけの母 菌床に迫る!
今回の記事では、コンテナでシイタケを栽培している、
テンフィールズファーム株式会社 代表取締役社長 澤村雄二と同会長である市川 裕に
しいたけ菌床について解説してもらいました。
一つのコンテナで2,500菌床!
代表取締役 社長 サムさん
こちらの菌床が今、2500菌床入っておりまして、本来ですとこちらを1サイクルで全て行うのですが、今回に関しては今JAさんが出荷してほしいという事なので、2サイクルで合わせて新しいものをしております。
後で違いを見させていただくという感じです。
代表取締役 会長 市川さん
これが1回目です。
白いのが1回目なんですけど、これはもうめちゃめちゃ生えてきます。
これが2回目です。
2回目はちょっと量が少ないですね。
1回目がだいたい450gで、
2回目が150gなのかな?
それぐらい差が出てくるんですけれども、ちょっと今はなかなか出ていない状況です。
こちらの方にちょうど出始めのものがあるから見ていただきましょう。
もう本当にこれが大きくなるっていう感じで、
ここから生えてくるんですよ。
これが1回目なので、1回目はこれを間引いて芽かきと言いまして、外していって成長させるのです。
これぐらい出てきますね。
一般的な日本の市場だと、1.6kgっていう菌床のサイズが少し大きくて、だいたい1.3kgぐらいが平均的な大きさなんじゃないかなと思います。
だいたい価格的にはですね、250円ぐらいから400円ぐらいの幅があると思うんですけど、そういった値段で農家さんは買って栽培してらっしゃるという形ですね。
実際に私たちは2回で廃棄していくんですけど、採ろうと思うと3回、4回とれないことはないんですけども、今私たちで1回目450g、2回目150gですね。
3回目はですね、あまり検証していないんですけど、だいたい50gも採れないかなっていう形なので、私たちの場合は2回で廃棄をさせていただいているという形になります。
本当に1回目と2回目とでは全然生える量が違いますので、
今こうびっしりとありますけど、これぐらい生えてくると2回目は
もう収穫後なんですけどね、これぐらいのものになってくるという形ですね。
使用済み菌床のその後
ちょうど今入れ替えをしている間ですね。
ここはもう収穫した後なので、棚から外して、もうこれとかは廃棄するやつですね。
もう2回目の収穫が終わって廃棄するやつです。
使った後の菌床が置いてありますけれども、これはもう使い終わった後の菌床です。
これがね、あの1コンテナ月に2500個、2ヶ月に1回かな、基本的には廃棄しないといけないものなんですけど。
ちょっと割ってもらったらこういう風におがくずになっています。
菌床農家さんはこの辺を捨てるのに困ったりするんですけれども、私たちは
ですね、これをバイオマス工場の方に持っていきまして、発電に利用してもらうと、
非常に喜んでもらっております。
結構木材が足りてないということで、非常に喜んでもらっています。
これが大量に出ますので、それを発電に活かしてもらうというような形ですね。
これ置いておくと本当に発酵して匂いも出てきますしね。
この前セミナーした時にはカブトムシの腐葉土に使えないかみたいなお話もあったのですが、まあ色々ここから二次利用にも使えていくんじゃないかなと思います。