【事業投資ナビニュース】負債1500億!ドローンネット倒産の裏側と『節税投資の罠』
節税商品として広がった「ドローンネット」が倒産しました。
節税のために作ったビジネスモデルの危うさと、投資先を見極めるためのポイントについて、市川が解説します。
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オープニング・ドローンネット倒産のニュース
市川
きっかけは、ファンドコンサルタントのお客様に「ドローンネット」に投資をして失敗されたお客様がいらっしゃったことです。
結構何人かいらっしゃって、この話題を取り上げて欲しいというお話を聞いていました。
今日のニュースで、2025年の倒産件数が2年連続で1万件超えという中で、「ドローンネット」の去年の負債額=1500億弱ということで名前が載っていましたので、取り上げないといけないかなと思いまして、今日は撮らせていただいています。
やっぱり投資のブームで、インフレで、お金余りで、投資先としてそういう会社に投資をすることが出てくると思います。
ドローンネットのビジネスモデル
市川
要は10万円未満の場合、即時償却とは言わないんですけれど、10万円未満の場合はその年に経費として落とせるんですよね。
なので、9万9000円で販売して、何台買ってもその年に落とせるということで結構一時広がったみたいなんですね。
雲行きがおかしくなったのは、途中で「ドローン」がダメになりまして、マイニングマシンに変えて販売していったみたいなんです。
「ドローンネット」が倒産となって、このドローンの市場がダメになっているという風に感じられるお客様も出てくると思うんですけど、ドローンの市場って僕はまたこれからも伸びると思うんです。ただドローンに投資の市場が伸びるかどうかは分かりません。
節税のために作ったビジネスモデルは崩壊しやすい
市川
その時点で、手を引くべきなのが、要は目的が節税になってることなんです。
これは投資をする上で大事なポイントだと思っているんですけども、節税のために作ったビジネスモデルというのは、長続きした試しがないですね。
もう過去のいろんな会社ありますけども、大体ダメになってます。
節税のために作ったビジネスモデルというのは崩壊しやすいということは一つのポイントです。
正しい節税は「実業ありき」
市川
こういう節税商品って、伸びてる市場に対して国が支援したりしています。
例えば太陽光でもグリーン投資減税ってあったんですけども、太陽光をこれから広げていこうという中でそういう減税対策が取られたんです。
これは出てくるもんなんですね。
でもこのグリーン投資減税のために太陽光を作ってしまうとおかしなことになってしまうってのは、皆さんお分かりいただけると思うんですね。
そんなことはできないというか、太陽光を実際にちゃんとつけないと節税になりませんので、
結局「実業ありきで節税になるというものが正しい節税の仕方」だと思います。
「ドローンネット」さんは、ドローンが節税対象から外れた時に、違う商材に変えていきましたよね。
市場が切り替わって違う市場に行くならいいのですが、節税商品を探して「マイニングマシン」や「マイニングサーバー」を扱ったという時点で、もう節税目的になっているということだと思います。
EV急速充電器「FLASH」は節税目的ではない
市川
EVのインフラを広げるためにやっています。やはりインフラが必要だということで、そういった一括償却ができるようにたまたまなっています。
なので、弊社がそんなに節税を押し出していないのはそういうところなんです。
営業によっては節税を押し出している者もいるかもしれませんけど、すみません、それは会社の意図するものとは違います。
決して節税を目的に「FLASH」を販売しているわけではありません。
おまけで節税がついてると思ってます。
節税がなくなったとしても、私たちのビジネスは当然やっていきますし、広げていきます。
節税ができなくなったからと言って、違うものを探そうなんてことはしないですね。
投資の中で気をつけないといけないのは、「節税」という切り口で、しかもその節税商品というのは「今後伸びていく市場」がセットになることが多いんですよね。
なので間違えてしまうパターンがあると思うんですけども、やっぱり節税目的かどうかをしっかり見極めていただきたいと思います。
重要なのは「お金の入り口」
市川
一つには、ドローンが伸びてるよねということで、これをレンタルして収益を得ましょうというモデルだと思うんですけども、「レンタルする市場が伸びていくのか?」「そもそもあるのか?」どうかということ。
重要なのはお金の入り口です。
単純にお金が返ってくる点だけを見てやるのではなく、リターンがちゃんと成し得るモデルなのかということはしっかり見ていただきたいと思います。
私の周りで、ドローンをレンタルしてる人を見たことがないんですよね。
で、会社としてもドローンをレンタルすることにあまり需要がないと言いますか、一時的に借りることはあると思います。
後半は1000億の会社になっていたみたいなんですけど、それは多分マイニングマシンだと思います。
伸びてた時で300億ぐらいだったと思います。
そんな市場があるようには思えないんですよね。
ドローン自体は販売でどんどん広がっていってると思うんですけども、9万9000円で買えるドローンが、レンタルされるというのはあんまりピンとこないと言いますか、そういったものでリターンを返してるっていうこと自体を、「もしかしたら」という風に思っていただければなと思います。
買い取りありきで成り立つモデルは怖い
市川
「どういう仕組みでリターンが返ってくるのか?」というところ。
節税商品で多いのが、何年か後に買い取りますという仕組みで、収支を図っているパターンがあったりもするんですね。
それで安心して買うパターンもあると思うんですけども、
買い取りありきで成り立つモデルはやっぱり怖いですよね。
その時の相場も分かりませんし、本当にその値段で買ってくれるのかどうか、それが8掛けなのか7掛けなのか分からないんですけども、そこは本当にその価値があるかどうかってのは見極めないといけないかなと思います。
「実業をして、たまたま節税できるもの」が一番いい
市川
実業が成り立たないのに節税を目的にやってしまっても意味がないです。
購入する時に気をつけていただきたいのは、本来は税金を払わないといけないところを節税のために購入するから、あまり実業を見なくていい、最悪ダメになっても良いと思って買われる方もいらっしゃると思うんですけども、是非中身をしっかり見てご納得の上で、たまたま節税できたという形でご購入いただけないかなと、弊社のFLASHに関しては思います。
私たちのお客様でも、きっかけが節税で買われてるお客様もいらっしゃると思うんですけども、ほとんどのお客様がやっぱり「FLASHいいよね」と購入していただいてます。
そこは大丈夫だと思います。
これからも多分インフレでお金余りで、投資先の中で、税金を抑えるための節税対策にという商品が出てくると思うんですけども、節税のための商品は、私は買うべきじゃないと思っています。
「実業をして、たまたま節税できるものが一番いい」と思います。
やっぱりキャッシュが結局出ていきますのでね。
例えばFLASHであれば、ローンが降りて、しかも節税もできる。
キャッシュも手残りがあるので魅力的な商品だと思います。
市川
あくまでも、おまけで節税ができるよという風に私たちの商品を思って欲しいですし、節税目的で買う場合は非常に注意しないと、もういたちごっこですし、結局続かないとリターンで返ってこなくなりますので、ここは気をつけていただきたいポイントと思います。
伸びる市場だからこそ詐欺が出てくる
市川
伸びる市場だからこそ詐欺が出てくるというのは、詐欺って何もないところからは生み出さないんですよね。
ちゃんと事実があって、それをベースに詐欺にするんですね。
気をつけていただきたいです。
注意したい市場1:GPUサーバー
市川
GPUサーバーであったり、今流行りのNVIDIAさんのサーバー系、要はデータセンターで使われるAIに使われるサーバーというもの。
ちょっとマイニングに近い形ですよね。
実態なく販売することがあるかもしれませんし、物がちゃんとあるのかどうかということを見ていかねばいけません。
ごまかそうと思えばごまかせてしまうようなモデルだなという物も見受けられる場合がありますので、気をつけないといけないのかなと思います。
これが例えば「何年後の買い取りですよ」と言われても、サーバーの世界は3~4年で、もっといいものが出てきて、どんどん進化していくので。
市川
レンタルサーバーですね。
ホームページを立ち上げるためのサーバーという、サーバーのレンタルの事業をやってましたけれども、私たちがやってた時でさえ、全然性能が違うので、3年経つともうサーバーを変えないといけないんですよね。
データセンターとか、ホスティングサービスをやってるところは、サーバーをいかに入れ替えていくかが勝負になってくるんですけども、そういった意味では、「3年後に買い取りますよ」ということが、本当に買い取ってくれるのかどうか分かるのは3年後というところがあると思いますし、ちゃんと物があるのかどうかを確認していただければなと思います。
注意したい市場2:系統用蓄電池
市川
系統用蓄電池は実際にすごく大きな市場で今動いてます。
動くお金も大きいからこそ気をつけていただきたいのと、ちょっと年数がかかるんですよね。
例えば入札するものであるなら、3年後の入札とかがあるんですけども、その権利があるかどうかであったりとか、そういったものを見ていかないといけないかなと思います。
蓄電池の市場も、これから伸びていくんですよ。
私たちも準備してますし、手掛ける予定ではあるんですけども、逆に伸びてる市場っていうのは、詐欺まがいなものも出始めますので、しっかり見極めて、本当にちゃんとリターンが入ってくる権利があるのか、どういう仕組みでリターンを返すのかを、電卓を叩いて調べたり、エビデンスを取ったりするのはしっかりとやってもらいたいなと思います。
新しいものほどしっかり勉強を・まとめ
市川
新たな、被害者も増やすことになってしまいますので、しっかり中身を見て、ちゃんと実業があるかどうか。
特に気をつけていただきたいのは、新しいものは皆さん知識がないんですよね。
昔からあるものに関しては知識があるので分かりやすいじゃないですか。
でも新しいものってなんか「流行ってるよね」みたいな、「系統用蓄電池」「GPUサーバー」など、情報自体があんまりなくて、調べてどっかで止まってしまったり、ちんぷんかんぷんの用語を使っていて分かりにくくなったりすることもあると思うので、新しいものに関しては気をつけながら、しっかり勉強していただいて、投資するべきなのかなと思います。
今回は「ドローンネット」さんの倒産ということで、気をつけていただきたいところということでお話しさせていただきました。
私自身は「ドローンネット」さんとの関わりもないですし、調べたこともほとんどないので、分からない中で表面的なお話にはなるんですけども、投資する視点として、こちらも実業を提供してる側でありますので、どういったところにポイントがあるのかを見ていただいて、注意して投資してくださいというお話をさせていただきました。
またこういった形でお届けしたいと思います。ありがとうございます。
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