投資の基本ーインカム・キャピタルとは?どっちを見て投資する?
今日のテーマは「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」です。
投資に慣れた方はよく聞くキーワードだと思います。
投資するにあたって、この「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」がどういうものなのか?掘り下げてお話しさせてもらいます。
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「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」とは何か?
インフレが起こってる時は特に、「インカムゲイン」よりも「キャピタルゲイン」に目が行きがちです。
しかし、投資は「キャピタルゲイン」から入ってしまうと、後々失敗してしまう可能性があります。
基本を整理していきましょう。
インカムゲインとは何か?
所有することで安定的にお金が入ってくる。
EX)株式の配当、不動産の賃貸など
キャピタルゲインとは何か?
資産の売却によって得られる売買差益のこと。
EX)株式の場合、買った時よりも売った時の値段が高い時に売却して、利益を得るということ
以下、インカムがあるもの、キャピタルがあるもので整理しました。
上と下で被るものがたくさんあると思います。
この中で有名なのは「不動産」。
これの先駆けは、以前ヒットして未だに売れている「金持ち父さん 貧乏父さん」という本で、
この本が「インカムゲイン」の考え方を広げてくれたと思います。
「暗合資産」も「インカムゲイン」があるものがあります。
ステーキングと言い、(保有している暗号資産をブロックチェーンネットワーク上に預け入れて)ホールドすることで、コインが入ってくるものも最近あります。
Question
「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」は何が大きく違うのでしょうか?
「キャピタルゲイン」は手放したらなくなる。
→投資は「インカムゲイン」へするべき。
「キャピタルゲイン」狙いでやることは全く問題ないですけど、お金を増やすという意味でいくと「インカムゲイン」しかない 。
お金を増やしたいのであれば、「インカムゲイン」をメインにしないといけません。
「インカムゲイン」はある程度、予測することができます。
EX)大阪市内でマンション持ちました。「インカムゲイン」はどれぐらいになりますか?
ワンルームで毎月8万円入ってきますとか、波はあるにせよ、ある程度予測できると思います。
EX)大阪市内でマンション持ちました。「キャピタルゲイン」は予測するのが難しい。
「今3,000万円するマンションが、5年後に5,000万円になる」とマンション販売業者はそう言うかもしれませんが、それは分からない。
今まさにインフレが起きていますので、何を買っても資産が増えていくのが現状です。
お金からモノに変えることで、
需要があるモノ・供給が少ないモノは価値が上がっていくので、上がっていくことは間違いないですけど、
予測は難しいですし、メインに考えるとおかしなことになってしまいます。
改めて比較してもらいたいです。
競馬の場合
「次のレースはディープインパクトが鉄板!」と。競馬で勝つ方法は、1番人気なんです。株の場合
「テスラ株がこれから上がる!」と。
もし競馬で「この馬買ってみて!」と言うと、少し怪しくて「ギャンブルやっているの?」という感じですよね。
一方で、「この株来るよ!」と言ってもそんなに抵抗がなく、「株なんかやってるの?」という感じではないですよね。
キャピタルゲインのリスクと限界
「キャピタルゲイン」は何が問題なのでしょうか?
「インカムゲイン」には再現性があります。
例えば不動産であれば、今月も来月も入ってきます。
私達が今やっているEVステーションでも、
上下はありますけど、基本的に毎月充電分が入ってきます。
一方、「キャピタルゲイン」の場合は再現性が非常に難しい。
例えばビットコインをやって、上がらないとは言わないですし、1回は勝つことができるでしょう。
しかし、2回目・3回目と本当に勝つことができるのでしょうか?
EX)5,000万でビットコインを買いました。それが1億円になりました。
売却すると、利益が倍になってすごいですよね。
なんですけど、所得税扱いになりますので、45%取られて、住民税等10%取られて、結局(併せて)55%取られてしまって、手元に残るのは税引き2,250万円。
7,250万円が手元に残りました。
これをここで止めてしまうのかどうかですけども、インフレの時はお金で持っていてもダメですよね。
現金比率をどんどん下げて、目標は10%です。
残り90%を別の資産に変えることが、インフレの時のセオリーだと前に説明したと思います。
これはまた投資しないといけないですよね。
同じ銘柄を買うことはあまりないと思うんですけど、
不思議なことにビットコインが下がった時に、また買おうとされる方がいらっしゃいますけど、
売買差益で儲けようとする考え方は絶対にやめてください。
5,000万円が7,250万円になったから、次に変えないといけない時に、替えるものがあるかを考えていただきたいです。
「キャピタルゲイン」には「再現性がない」ということです。
「キャピタルゲイン」は資産を手放した時に利益が確定するので、手放さないといけない。
資産がなくなって現金になるということです。
ビットコインや株はまだいいとしても、新車よりも中古車の方が高くなるので、新車を何台も買う方がいらっしゃいましたが、
繰り返せば個人を超えたビジネスになり、税金も取られてしまいますし、ビジネスとしては難しいです。
何かを仕入れて、値上がりを待って売るビジネスモデルはあまりないです。
仕入れて付加価値をつけて、販売を繰り返すことが商売ですから、
保管しておいて、高くなって売るというモデルで会社を経営することはなかなか難しいですね。
例で出しているのがチューリップバブルです。
チューリップの球根が、今の価値で1億~2億で取引されていたことがありました。
これが一気に崩れてしまったことがあったんです。
「チューリップの球根にどうやって付加価値を生み出すのか?」ということですけど、供給と需要のバランスが崩れると、そういうことが起こってしまいます。
例えば、「ロレックスは絶対に(価格が)下がらない」というお話がありますけど、必ずいつかは下がってしまいます。
もう供給が止まっているものに関してはあり得ますが、
安定的な供給がある限り、買い値より高くなることはずっとは続かないです。
金の値上がりに関して、金は貨幣の部類になります。
貨幣を刷りまくとインフレになりますよね。
でも金っていうのは採掘量が決まっているので、刷りまくれないという感覚なんです。
いつの時代も金は貨幣価値があるので、価値が上がっていきますけど、日本の場合は金も税金が高いので、「キャピタルゲイン」狙いの投資では合わないと思っています。
値上がりするのが分かってるのであれば買って、お金が必要ないのであればそれをずっと保有しておくということですね。
フェラーリも価値が上がると分かっているのならば、それを転売するのではなく、ずっと持ち続けるのが正解だと思っています。
ビットコインが確率で分かりますので、繰り返す時にどれぐらいの期待値でやらないといけないのかですけど、69%ということになりますね。
繰り返しやって利益を得るパターンの場合、税金のことを考えないといけませんので、7割り勝ってチャラなんですよ。
小さな利益は税金が小さいですから良いですけど、そんなものを求めているわけではなく、大きくリターンを得たいですよね。
7割以上勝てるノウハウやスキームがないと、なかなかできないということになります。
ビットコインをやらないでくださいということではなく、上がることが分かっているんであれば、買ってほったらかしにして、
必要ないお金をそういったものに変えて、所有してとおかないといけないです。
正しい投資判断と目指すべき方向性
「インカムゲイン」には再現性があります。
住居用の不動産を例にしていますけど、私は今、不動産をあまりオススメしていません。
5,000万円の不動産を買って、毎月毎月「インカムゲイン」が入ります。
入りながら資産価値も上がっていきます。
「インカムゲイン」とのバランスを見ていくと、正しい値上がりをしているものを買えるので「インカムゲインがあるものを買いましょう」ということですね。
「インフレにおける正しい投資方法」
→「インカムゲイン」が入るものは基本的に売りません。入ってきたお金を再投資にまわしましょう。
10万円ではなかなか難しいですけど、1,000万円クラスになると再投資ができるようになります。
それをプールして、現金は再投資しましょう。
お金から資産に変えていき、「キャピタルゲインがあるものは持ち続けましょう」ということです。
値上がりしたら、もうこれ以上上がらないんじゃないかと思って20%ぐらいで売り買いする方がすごく多いですけど、
株も20%の利益で売買するために買ってはだめです。
例えばNVIDIAの株をなぜ買ってはダメかと言うと、NVIDIAの株が10倍になるとは考えにくいからです。
インフレになるかもしれませんけれども、
有名になった株を買うのではなく、有名になる前の株、テスラの10年前の株でなどを買うべきであって、
もう既に高くなってるものを「10%~20%になるかもしれない!」と買うべきではないです。
そういう買い方はインデックスファンド※で良いと思います。
※インデックスファンドとは…
株価指数等の指標に連動した運用を目指す投資信託のこと。
「キャピタルゲイン」に関しては、売り買いしないでくださいというのが本日のテーマになります。
弊社では個人の方でも簡単に参入できる事業投資案件をご用意しております。
-
- 農業事業投資-コンテナ温室栽培事業投資
農業という市場は今後担い手不足により、需要はあるのに供給が無くなってしまうという珍しい市場で、投資も盛んに行われています。
こちらは弊社独自の商品で独自開発したコンテナ内で椎茸を栽培する事業への投資です。詳細は以下をご覧下さい。
https://10fields-farm.com (別サイトに飛びます) - 農業事業投資-菌床培養温室コンテナ事業投資
こちらは上記で行っている椎茸栽培事業の元となる菌床を培養する事業への投資です。すでに弊社の椎茸栽培事業での菌床需要数がかなりあるため、安定した事業運営が可能となっております。
https://10fields-farm.com/fungal-bed-culture-lp (別サイトに飛びます) - EV充電器事業投資
近年、世界で急成長を見せているEV市場ですが、現状の日本ではまだまだ発展途上段階です。しかしながら、日本政府は2030年には20~30%のEV新車販売比率を目標としており、かなりの成長が期待できる市場です。
こちらはそんなEVを支えるインフラ【急速充電器】事業への投資です。 詳細は以下をご覧ください。
https://ev-charger.jp/flash (別サイトに飛びます)
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